排水溝周辺がひび割れる原因とは?対策バッチリの排水溝・集水桝

排水溝周辺にひび割れが発生していませんか?
修繕して数年経つと、またひび割れが発生するということはありませんか?

 

ひび割れを放っておくと、水が溜まるようになり、雑菌や虫の発生原因となってしまいます。
また、ひび割れ部から水が床下に流れ込み、雑菌・虫の発生原因となるだけでなく、モルタルの腐食・空洞化を引き起こすこともあります。

 

では、なぜ排水溝周辺のひび割れは発生するのでしょうか?

 

一般的な排水溝は、グレーチング受け金物の縁部分がSUS板を折り曲げてあるだけのものが多く、施工時に折り曲げの縁部分までモルタルが入りきらず空洞ができやすくなります。
この空洞ができた状態で、排水の温度差で膨張・収縮を繰り返すと、グレーチング受け金物が動くようになり、そこへ重量物通過等による振動・荷重によって排水溝がさらに動いて浮いてきてしまい、ひび割れが発生してしまうというわけです。

 

そこで今回は、ひび割れが発生しにくい、排水溝と集水桝をご紹介します。

 

1.排水溝について
こちらの排水溝が一般的な排水溝と異なるのは、グレーチング受け金物の縁部分がステンレスパイプで補強されている点です。
縁部分がステンレスパイプで補強されているので、施工時にモルタルが入りきらず空洞ができるといったことが起こりません。また、ステンレスパイプの補強により、熱による影響も受けにくくなります。
排水溝本体には2.0㎜厚のステンレス板が採用されています。

さらに、一般的な排水溝はモルタルに埋め込むだけですが、こちらの排水溝は、1000mmごとの高さ調整脚と、500mmごとのウォールアンカーで躯体にしっかり固定しますので、重量物の通過等による振動・荷重によってもグレーチング受け金物が動きにくくなります。

 

排水溝

 

2.集水桝について
こちらの集水桝は、1.5mm厚のステンレス板を折り曲げてある一般的な集水桝と異なり、塗床材との接着部に厚さ8mmのステンレス鋼板を採用していますので、荷重や熱水・冷水による金属特有の膨張や収縮といった動きによる変形が起こりにくく、結果、塗床と桝の際の剥離が発生しにくくなります。
また、集水桝本体は2.0㎜厚のステンレス板を採用しています。

さらに、排水溝と同様、高さ調整用脚で高さを調整し、アンカー等でしっかりと躯体に固定します。

集水桝

 

 

<交換工事の流れ>

養生後、既存排水溝撤去

養生後、既存排水溝撤去

 

新規排水溝仮設置

新規排水溝仮設置

 

新規排水溝固定

新規排水溝固定

 

モルタルで埋め戻し

モルタルで埋め戻し

 

排水溝周囲床補修

排水溝周囲床補修

 

工事完了

工事完了

 

今回ご紹介した排水溝と集水桝は、ひび割れの原因である、温度差による膨張・収縮の対策と、重量物通過等による振動・荷重の対策がしっかりとされているため、排水溝周辺のひび割れが発生しにくくなり、長期間、修繕の必要がなく、衛生的な状態を保つことが出来ます。

 

いかがでしたでしょうか?

排水溝周辺のひび割れが気になるお客様、排水溝の交換を検討されているお客様は、ぜひ私共にご相談ください。

 

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