食品工場における作業靴の主な汚れの原因は、食品残渣(ざんさ)です。
作業靴は使用後に十分に洗浄・乾燥されていないと、雑菌が増殖してしまいます。
とくに靴底の溝には、食品残渣が入り込みやすいので、しっかりと洗浄することが必要です。
靴底の洗浄は、①ブラシを使った手洗い、②靴底洗浄機を使用する方法があります。
②の靴底洗浄機は、回転するブラシに靴底を押し付けて洗浄する方法が一般的です。
靴を履いたまま足をおけば自動で洗浄してくれますので、洗浄の手間が省け、大変便利です。
但し、ブラシ式の靴底洗浄機は、手洗いのように目視で確認しながら洗浄するわけではありませんので、ブラシが溝に入らずにうまく掻き出すことができない場合は、食品残渣が残ってしまう可能性があります。
また、機械本体の洗浄ブラシには汚れが溜まりますので、取り外して清掃するなどのメンテナンスが必要になります。
そこで今回は、ブラシを使わずに、高圧噴射水流だけで靴底を洗浄する靴底洗浄機をご紹介します。
シューズのサイズを自動で検知し、噴射ノズルから高圧水を靴底に均一に当てて、溝の中まで食品残渣を取り除きます。仕上げにエアーブローで水を切ります。
スイッチを押してから洗浄、水切りまで15秒〜30秒ほどで完了します。
(お客様の使用環境に合わせて、スピードコントローラでタイマー設定可能)
洗浄用の噴射ノズルは様々な汚れを吹き飛ばせるようフラットW噴射方式※を採用しています。
※フラット=噴射ノズルが平らに並んでいる、 W噴射=つま先側、かかと側 の前後2ヵ所から噴射(左右 足それぞれに つま先側:8穴 / かかと側:9穴の洗浄パイプノズルがあり、このノズルが様々な角度を向いて、足裏面全体を均等噴射)
強力な高圧噴射水の飛び散りを防ぐため、左右のホールドパットに加えて、上面シールドが自動で閉じることにより、水の飛び散りを完全に防ぎます。
↓動画で使用方法と洗浄効果をご覧ください↓
さらに、お手入れが簡単です。
除去された残渣は、底面の受け皿に溜まるので、取り出して廃棄するだけです。
従来のブラシ洗浄方式のように、ブラシについた汚れを掃除する必要はありません。
こちらの靴底洗浄機は、水源、エアー源、電源(AC100V)があれば様々な場所に設置可能です。
作業室の出口付近や靴底が汚れやすい場所の近くに設置することで、その場ですぐに汚れを落とすことが可能です。
ミニタイプの靴底洗浄機もあります。
こちらは、水源とエアー源があれば設置可能です。
作業靴を保管する際は、洗浄後、水切りマットで水分を取り、ラックやドライヤーなどでしっかりと乾燥させることが大事です。(ドライヤーはこちら)
これから靴底洗浄機の導入を検討されるお客様は、こちらのブラシを使わない靴底洗浄機を選択肢に入れてご検討されてみてはいかがでしょうか。
食品工場物流ナビを運営する板橋工業では、豊富な商品知識を持ったスタッフが、お客様の要望や状況を丁寧にヒアリングし、最適な提案をさせていただきます。
どうぞ、お気軽に食品工場物流ナビへお問い合わせください。