梅雨が明けて、また暑い夏の到来です。
厳しい暑さがこれから数か月続くかと思うとちょっと憂鬱になります…
そこで今回は、工場で働く作業員の皆様の熱中症対策として、
①工場扇
②冷風機(冷風扇)
③スポットクーラー
をご紹介します。
①工場扇と②冷風機の大きな違いは、気化熱※を利用した空気を冷やす仕組みが、機械本体についているか否かという点です。
※水が蒸発するときに周囲の熱を吸収すること
一方、③スポットクーラーは、エアコンと同じように熱交換器(熱を移動させる装置)で冷たい風を発生させます。
但し、エアコンの室内機と室外機が一体となった構造のため、排熱の処理が必要です。
それぞれの特徴を理解して、設置場所によって、機種を選定することが望ましいです。
<①工場扇>
特徴:
・空間の空気を循環させる。
・扇風機自体が涼しい風を出すわけではないが、人の肌表面で気化熱が発生し、涼しく感じる。
使用に適している場所 :気温があまり高くならない場所
こちらは、スタンド式の工場扇です。
「強」「中」「弱」風量の3段階切り替え、ワンプッシュで脚を閉じることが可能です。
壁掛けや天井に吊り下げるタイプもあります。
<②冷風機>
特徴:
・水が蒸発するときの気化熱を利用し、涼しい風を発生させる。
・締め切った空間の場合、湿度を上昇させる。
使用に適している場所 :気温が高く、通気性の良い場所
こちらの冷風機は2人〜4人用で、8m先まで涼風が届きます。
周囲温度よりマイナス5℃の涼風を発生させることが可能です。
こちらの商品は、全国デモ対応可能です。(但し、沖縄、北海道、離島を除く)
こちらは、約90cmの3枚羽根を備えた大型冷風機です。
25m先まで冷風を送るパワフルな送風機能を備えています。
<③スポットクーラー>
特徴:
・エアコンと同じ熱交換器の仕組みで、冷たい風を発生させる。
・室内機と室外機が一体化しているため、排気ダクトで、室外などに排熱する必要がある。
使用に適している場所:
・気温が高く、冷やしたい場所から離れた場所で排熱が可能な場所
・空調を使って部屋全体を冷やそうとすると非常に多くの電力を消費してしまうような場所やエアコンを設置できないような場所
こちらのスポットクーラーは、ツインダクト式なので2ヵ所に効率的に冷風を送ります。
自動首振り機能も付いていますので、より広範囲に冷風を送ることが可能です。
こちらは、体感温度12℃の冷風を、大容量で約50m先まで届けることが可能な、大型のスポットクーラーです。
吹き出し口にオプションのダクトを取り付けることによって、ピンポイントに冷風を届けることも可能です。
スポットクーラーは、排熱を考慮する必要があるというのが一般的ですが、最近は排熱レスタイプのスポットクーラーも出てきています。
一般的なスポットクーラーのようなコンプレッサーを使用せず、気化現象を利用した、熱交換器と冷却エレメントの2段階冷却方式で、排熱が出ないという仕組みです。
※気化現象を利用しているため、狭い密閉された空間で使用すると湿度が上がります。
いかがでしたでしょうか?
工場扇、冷風機、スポットクーラーは、作業者の熱中症対策はもちろんですが、稼働中の機械の熱暴走を防ぐために設置する場合もあります。
工場扇、冷風機、スポットクーラーをご検討中のお客様、ぜひ食品工場物流ナビを運営する板橋工業にご相談ください。
お客様のご使用場所に合わせた機種を選定させていただきます。
在庫がなくなる可能性もありますので、お早めのお問合せをお願い致します。
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