パレットに積みつけた段ボールケース等に、ストレッチフィルムで包装する作業は、荷崩れを防ぐことはもちろん、防塵や防水といった目的もあり、大切な製品を守るうえで重要な作業ですが、同時に、作業者に非常に負担のかかる重労働です。
さらに、気温の高い夏場に、外気に近い場所で作業する場合は、熱中症の危険さえ伴う重労働となってしまいます。
そこで今回は、ストレッチフィルムの包装作業を省力化するストレッチ包装機を、省力化の度合い別にご紹介します。
<省力度レベル★>
フットスイッチでターンテーブルが回る簡易の包装機です。
ターンテーブルにパレットを載せて、フットスイッチでスイッチを入れると回転が始まるので、回転に合わせてストレッチフィルムを巻き付けます。
人がパレットの周りを回らなくてもストレッチフィルムの包装が可能になりますので、手作業と比較して、これだけでもかなりの省力化になります。
<省力度レベル★★>
上記の商品は、マスト部分のオプション追加により、手動式半自動へのグレードアップが可能です。
ストレッチフィルムを直接持つ必要がなく、ストレッチフィルムホルダーのハンドルをマストに沿って上下するだけで、フィルム包装が可能になります。
<省力度レベル★★★>
開始スイッチを押すだけで包装してくれる半自動包装機です。
フィルム端部をセットして、スイッチを押せば、ストレッチフィルムの巻きつけ開始から巻きつけ停止まで自動でしてくれますので、あとは、フィルムを切断して、端部を貼り付けるだけです。
ストレッチフィルム包装の一番負担のかかる作業を機械がしてくれますので、省力度は一段と上がります。
最大3.5倍延伸で、フィルム使用量を大幅に削減できるプレストレッチタイプが選択可能です。
<省力度レベル★★★★>
リモコンで操作できる半自動包装機です。(プレストレッチタイプ)
パレットをセットして、リモコンで開始スイッチを押せば、あとは自動で、フィルム端部のセットからフィルム端部貼り付けまでを自動でしてくれます。
フォークリフトから降りずに、リモコンでボタンを押すだけで、ストレッチフィルムの包装作業の全てが完了し、あとは、パレットを移動させるだけです。
<省力度レベル★★★★★>
インラインの全自動包装機です。(プレストレッチタイプ)
包装物の自動搬入、ストレッチフィルムの包装、搬出までが全て自動になりますので、ストレッチフィルムの包装作業に関して人手がかからなくなります。
オプションでトップシート掛けも可能です。
上記以外に、移動式のストレッチ包装機もあります。
ターンテーブルを回転させるのではなく、アームが回転してストレッチ包装をします。使いたい場所へ移動させてストレッチ包装することが可能です。
気候変動による猛暑、人材不足、作業者の高齢化など、省力化への対応は、年々重要度を増しています。
ストレッチフィルム包装について、現在手作業で対応しているお客様は、ストレッチ包装機による省力化を検討されてみてはいかがでしょうか。
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