ライン上のワークがひっかかったら、ランプとブザーで知らせてほしい
材料の補充を忘れないようにランプで知らせてほしい
このように、ちょっとした制御で実現できそうな仕組みを簡単な方法で解決できたら、と思ったことはありませんか?
そこで今回は、ちょっとした制御を実現する設定簡単なI/Oコントローラーをご紹介します。
直感的に操作可能な専用ソフトで設定したプログラムを、小型のI/Oコントローラーに登録するだけで入出力機器の制御が可能です。
「PLCを使うまでもないけれど、ちょっと電動化できたら便利」といった 小規模な現場改善を手軽に行うことができます。
ラダープログラムのような難しい知識は一切必要なく、専用ソフト上で出力に対してONの条件とOFFの条件を選択肢から選択する、または数値を入力するだけで、プログラムを作ることが可能です。
簡単にできるということで、当社でもトレーニングキットを購入してみました。
コントローラー本体、2点照光式押しボタンのスイッチ・ソフト・ケーブル類がセットになっています。
<手順>
①PCに専用ソフトをインストール(※最初のみ)
②コントローラーに入出力機器をつなぎ、コントローラーとPCをつなぐ。
③専用ソフトでスイッチを制御するプログラムを作成
④作成したプログラムをコントローラーに登録
⑤コントローラーを実行状態にして、入出力機器(この場合はスイッチ)を操作
制御の知識がなくても、スイッチの動作をいろいろ試しているうちにプログラムのやり方が分かるようになってきました。
プログラム画面
緑ボタンを押すと緑のランプが点灯、黄色ボタンを押すと緑のランプが消えると同時に黄色ランプが点灯、その1秒後に黄色ランプが消えるというプログラムを作成してみました。
プログラムを実行した結果がこちらです。
コントローラーにプログラムを登録後は、PCと接続しているUSBケーブルを抜いて使用可能です。
また、専用ソフトにはシミュレーション機能がついています。
コントローラーを接続していない状態でも、シミュレーション上でプログラムの動作を確認することができます。
入力機器と出力機器は、様々なスイッチ・ランプはもちろん、光電センサ・人感センサ・温度感知・録画機能付きカメラなど、種類が豊富です。また、入出力の信号を無線で送受信するユニットもあります。
これらの入出力機器を組み合わせれば、
・目標出荷数の達成を知らせる
・訪問者を知らせる
・工場内が一定の温度以上になるとランプとアナウンスで知らせる・・・など
アイデア次第でいろいろな仕組みを実現できます。
ちょっとした制御による現場の改善で、作業の効率化、作業ミス防止、労働の安全確保等を実現することが可能です。
ここ改善できないかな?と思われたお客様はぜひ私たちにご相談ください。
食品工場物流ナビを運営する板橋工業では、豊富な商品知識を持ったスタッフが、お客様の要望や状況を丁寧にヒアリングし、最適な提案をさせていただきます。
どうぞ、お気軽に食品工場物流ナビへお問い合わせください。