工程間搬送で台車やカゴ車を押していて、効率の悪さを感じたことはないでしょうか?
次の工程まで搬送設備がつながっていない場合、工程間の搬送作業が発生します。
さらに、部屋から部屋、あるいは、建屋から建屋までの搬送作業が発生する場合もあります。
このような搬送作業を台車やカゴ車で行っている場合、作業者に負担がかかるだけではなく、作業効率を落としてしまっている可能性があります。
一方で、全ての工程が搬送設備でつながっていることが理想ですが、実際は建屋の構造やスペースの問題でコンベヤ等の設置が難しい現場もあるのではないでしょうか。
そこで今回は、自動で人に追従する協働運搬ロボットをご紹介します。
ボタンを押すだけで作業者の自動追従を開始します。
レーザーセンサで周辺の構造を検知するため、人や障害物をよけながら追従します。
つまり、ロボットが荷物を持って作業者についてくるというイメージです。
スロープや凸凹路でも搬送可能ですので、軽い段差やスロープのある建屋間の搬送も可能です。
直進路の幅が80㎝あれば走行が可能です。幅100cmの直角路においても滑らかな動きで通過します。
さらに、単に人に追従するだけのロボットではなく、以下の機能もあります。
<ライントレース機能>
床に貼った再帰反射素材のテープのラインに沿って自動走行させることが可能です。
通路上に障害物がある場合には止まってアラームを鳴らすことや、自動走行を終了することが出来ます。
<メモリトレース機能>
移動したルートを記憶させて自動走行させることが可能です。
人に追従しながら周囲の環境を“記憶”し、一度教えられたルートは次から自律的に走行することができます。
“記憶”させるにはボタンを押して、あとは実際にルートを歩くだけです。
※上記のライントレース機能とメモリトレース機能は、機種によって標準装備されている機能が異なります。オプションで追加することができる機種もあります。
こちらはお客様の工場でデモをしたときの様子です。
動力源はバッテリーで、8時間の充電で最大20㎞の走行が可能です。
登坂角度は最大9度で、段差は3㎝(エッジ45度)まで可能です。
積載重量は最大120㎏です。(最大積載重量300㎏のタイプもあります。)
ロボット自体に荷物を載せるだけではなく、牽引金具が付属していますので、既存のカゴ台車等を牽引することも可能です。
いかがでしょうか?
搬送設備を設置するスペースがない、レイアウト変更が頻繁にあるといった、既存の搬送設備では対応できなかった搬送作業において、作業者の負担を減らし、作業の効率を上げることが可能になります。
今回ご紹介の協働運搬ロボットにご興味のあるお客様、AGV(自動搬送車)・AMR(自律走行搬送ロボット)にご関心のあるお客様は、ぜひ私たちにご相談ください。
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