複合被膜刃がチョコ停解決!非粘着と切れ味ダブル効果特殊表面コーティング

フィルム包装時やテープ貼り時に、刃物にシーラント材や粘着物が堆積しチョコ停を起こしていませんか?
刃物を掃除するために、工程を止めて対応しているということはありませんか?

 

では、どうしてシーラント材や粘着物が堆積してしまうのでしょうか?

 

主な原因はラミネート切断用のギザ刃では摩擦による焦げ、テープ貼り機ではテープ自体の粘着性破片が刃物の表面に付着することで、著しく切れ味を低下させてしまうからです。

表面の汚れが成長した刃物はさらに残留物や異物を巻き込み、シール不良、テープのカット不良等のトラブルを引き起こします。

刃物の切れ味に大きく影響するのは表面の状態です。対象物と直接接触する刃物表面を滑らかにコーティングするだけでは、異物は付きにくくなりますが、刃物自体の耐久性は上がりません。
結果異物の付着はなくなりますが、刃物の交換頻度は大きく変わりません

 

そこで今回は、熱の掛かったフィルム、シーラント材、粘着性テープの付着を少なくして、さらに交換頻度に大きく影響している刃物自体の切れ味も伸ばす特殊表面コーティングをご紹介します。

こちらの表面処理は、硬質膜との複合処理で高耐久の非粘着を実現しています。

 

事例1:ピロー包装機ラミネート切断用ギザ刃

処理品と未処理品の比較画像です。どちらも交換から6か月使用したものです。

 

未処理品(6ヶ月使用)
焼け焦げ、異物付着あり(シール不良発生 要清掃及び交換必要)

未処理品(6ヶ月使用)

 

表面処理品(6ヶ月使用)
焼け焦げ、異物付着なし(シール不良なし 清掃及び交換不要)

表面処理品(6ヶ月使用)

※表面処理によって黒くなっています

 

また、特殊表面コーティングは、刃物自体の強度も上げるため、コーティング単体のように切れ味の低下が発生するわけではありません。

そのため、製造工程中も刃物のシール不良、カッター不良を心配する必要がなく、製造工程中の設備的な要因からのコンタミを減らし、異物を出さない・混入させない工場の実現に貢献します。

 

事例2:製函機テープ切断用ギザ刃

交換後3か月経過したこちらの処理済みテープカッター刃は、未処理品と比べてほぼ粘着物の付着が無く切れ味の低下も見られません。

 

未処理品(3ヶ月使用)
粘着性異物付着あり、カッター刃切れ味低下、チョコ停あり

未処理品(3ヶ月使用)

 

処理品(3ヶ月使用)
粘着性異物、カッター刃の切れ味低下無し

処理品(3ヶ月使用)

※表面処理によって黒くなっています

 

表面処理を施した刃物面は非粘着性が向上し、清掃作業自体も短時間で済ませることができます。

 

従って、特殊表面コーティングは刃物を原因としたチョコ停の頻度及び時間を大幅に削減することができます。
さらに、日常の清掃や交換といった刃物のメンテナンス作業を軽減することが期待できます。

 

いかがでしょうか?

 

フィルム包装機の刃物トラブル、テープカッターの粘着物付着等、ラインのチョコ停、清掃によりライン停止等でお悩みの場合は、ぜひ弊社にお問合せください。

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食品工場物流ナビを運営する板橋工業では、豊富な商品知識を持ったスタッフが、お客様の要望や状況を丁寧にヒアリングし、最適な提案をさせていただきます。

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