従来の金属検出機、X線検査では見つけることが難しい商品・包装材料の異物検査を諦めていませんか?
以前の検査機では
①包装材料にアルミニウムを使用している
②高塩分製品、高水分製品(化粧品等)
の異物検出が困難でした。
金属検出機の基本的な検出原理として、鉄などの磁性金属は磁力線に引き寄せられる磁界の変化で、ステンレスなどの非磁性金属は金属の中の過電流の変化による磁界の変化で金属異物検査をしています。
よって上記①について、従来の金属検出機では包装材料のアルミニウム自体が金属のためその影響により異物検査自体が困難でした。
また上記②について、従来の金属検出機では高塩分・高水分(導電率大)製品は製品自体が磁界の影響を大幅に乱すため、細かい金属を検出する事が困難でした。
そこで今回は、アルミニウムや製品の影響を受けずに検査する事が可能な磁化式金属検出機を紹介致します。
今回ご紹介する磁化式金属検出機は、金属異物が着磁ユニットを通過することで着磁して、その着磁した金属異物が発する磁界を高感度磁気センサーにて検出するという仕組みです。
これにより、アルミニウムや黄銅は着磁しないため、アルミ包材商品・缶詰などの商品も高感度にて検査可能になります。
従来の金属検出機だと塩分・水分・検査品の大きさ・検査品の温度変化に影響を受けていましたが、磁化式金属検出機は全く影響を受けることがないため、高感度にて検査可能になります。
特に、微小なステンレス(SUS304)片、粉状のサビ、摩耗した金属、鉄系成分入り樹脂など、他の装置が苦手とする異物の検出に強みを発揮します。
※SUS はもともと非磁性体になりますが、曲げや切りくず等力が加わると磁性を帯びる性質をもっており、 帯磁マグネットを通過させることにより、 検出可能になります。
X線検査機と比較して同等以上の細かい微小金属が検出可能です。
磁化式金属検出機の全領域感度(3ラインナップ)の高さにより感度は変わりますが、FeФ0.4~Ф0.9mm検出可能、SUS線304Ф0.1~0.3×2㎜線検出可能です。
※検査対象物の高さに合わせて機種を選択
さらに、
・磁化するかしないかの検査方式であるため、製品の影響は受けず、検査商品ごとに設定を切り替える必要はありません。設定切替忘れによる検査ミスが起こりません。
・安定検出モード・標準検出モード・最高検出モードの3パターンの感度モードがあります。
・金属検出機本体からベルトや消耗品等着脱しやすい構造で、メンテナンス性に優れており従来の検査機と比べても作業者の方に負担をかけません。
・高額な消耗品が無いため、通常の金属検出機と同様のコストでご使用頂けます。
といった特徴があります。
磁化式金属検出機は、設置場所で必ずデモをさせて頂きます。
高感度に検出可能な分、設置場所の空間・電気ノイズの影響を受けやすいため、設置可能か検証をし、お客様先の製品にて検出感度の確認もさせて頂きます。
本機を導入することにより、以前なら検出出来なかった異物検査が可能になり、より安全な製品を製造する事が出来ます。
いかがでしょうか?
製造品や異物の種類により検査が難しいと諦めていたお客様は、是非こちらの磁化式金属検出機の導入をぜひご検討ください。無料でテストさせて頂きます。
食品工場物流ナビを運営する板橋工業では、豊富な商品知識を持ったスタッフが、お客様の要望や状況を丁寧にヒアリングし、最適な提案をさせていただきます。
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