御社の現場において、フォークリフトや車両と作業員(歩行者)の接触事故が起こりそうになったことはないでしょうか?
看板や警告灯などで対策をしているものの、実際には接触しそうな場面も少なくないのではないかと思います。
そこで今回は、簡単に設置可能で、かつ、安全が確保できる接近警告システムをご紹介します。
こちらの接近警告システムは元々建設現場にて稼働する『重機や車両』と『接近する作業員』にお互いに危険を知らせて『接触事故のリスクを低減する』ことを目的として開発されたシステムです。
工場においても、よく目にする警告灯や看板、足元注意喚起シール等は、作業員(歩行者)と操縦者には伝わりにくいことがあり、事故を防ぐ対策としては十分ではありません。
ご紹介の接近警告システムで、今まで防ぎきれていなかった、作業員がフォークリフトや車両と接触しそうな場面を大幅に減らすことができます。
使い方は簡単、フォークリフト・車輌等へ特殊な磁界発生装置等を機器の下部にあるマグネットで設置して、作業員は警告ランプ用の端末とICタグを装着するだけです。
<システム内容>
・フォークリフト・車両側
制御ユニット、トリガー送信ボックス、アンテナ、信号灯などのシステム機器一式をフォークリフト・車両に取り付けます。
・作業員側
市販のアルカリ単四電池3個で使用可能なLEDランプで危険を知らせるヘルメット装着用の端末及びリチウムコイン電池1個で警告音を発生させるICタグを作業員が身に着けます。(保護帽などの使用環境では簡易型の端末もあります)
◆作業者と操縦者への正確な危険告知
全て設置・装着が完了すると、磁界発生装置を設置したフォークリフト・車両を中心に360°の磁界エリアを発生させ、ICタグを装着した作業員の侵入を操縦者や装着者本人、及び周囲の作業員にも警告します。
赤外線や超音波では検知方向が限定されますが、磁界は遮蔽物があっても回り込む事ができますので360°方向の検知が可能です。
接触事故の懸念される操縦者から見えない荷物の物陰や通路の出会い頭なども磁界エリア内であれば事前検知が可能です。
こちらの商品は、誤報を無くすべくマラソン大会などで1/100秒を計測している検知精度の高い技術を応用したRFID方式を採用しています。
警告方法としては、作業員へはヘルメット装着のLEDランプが緑色から赤色への点滅、ヘルメットのツバに取り付けた内向きのモニターLEDが作業員へ向けて光で警告します。光での警告は作業環境における騒音など関係なく的確に通知できます。
またICタグによってフォークリフト側に設置した信号灯より光と警告音で操縦者へ危険エリアに侵入したことを知らせます。
さらに、接近警告システムは作業者の人数に制限が無いため複数作業員の侵入に対しても変わりなく作動します。
従来からある安全対策商品は操縦者への警報通知がメインでしたが、こちらの商品は作業者を含めた双方への警告が可能ですのでより安全性を高めています。
設置から動作までが簡単で、フォークリフトや車両に設置する機器も作業員が装着する機器もどちらもコンパクトで邪魔になることがなく、作業への妨げにもならない機器となっています。
◆様々な検知距離
トリガー送信ボックスより発せられる磁界は、
小サイズ:前後MAX9m、左右MAX6m、
中サイズ:前後MAX12m、左右MAX8m、
大サイズ:前後MAX14m、左右MAX9m と探知距離があります。
また、MAX値だけでなく、6段階のMIDとMIN設定もあり、ダイヤルで設定が可能となります。(特別仕様でMINより短い距離設定も可能です)
現場に合わせた設定をすることで、さらに快適な作業環境が作ることができます。
また、上記の内容は人との危険告知がメインでしたが、接近警告システムは接触を避けたい作業車両同士にも取り付けることができ、幅広く活用することができます。
使用環境によって建物や製品との接触事故防止、車両の進入警報などに応用できますので様々な拡張性のある商品です。
いかがでしょうか?
接触事故が起きたことがある、あるいは起きそうになったことがあるというお客様は、ぜひ弊社にご相談ください。
板橋工業ではこちらの商品をはじめ、様々な安全対策商品を取り扱っています。
食品工場物流ナビを運営する板橋工業では、豊富な商品知識を持ったスタッフが、お客様の要望や状況を丁寧にヒアリングし、最適な提案をさせていただきます。
どうぞ、お気軽に食品工場物流ナビへお問い合わせください。