製造ラインの温度計や質量計、検査や試験に使用する電子天秤など、工場では多くの計測機器が使用されています。
製品の品質を保つためには、これらの計測機器の定期的な校正が必要です。
とくにISO9001を取得している場合は、その規格を取得・維持するために、製品の品質に係わる様々な計測機器を定期的に校正しなければなりません。
この計測機器の校正について、
・自社校正のデータが正しいのか不安、技術継承ができていない
・自社校正しているが人手不足により外部への委託を考えている
・複数のメーカーへ校正を委託する業務が負担になっている
ということはありませんか?
そこで今回は、計測機器の校正を工場まるごと一括委託できるサービスをご紹介します。
工場に係わるほとんどの計測機器の校正について窓口を一本化し、校正品質の安定化、業務負担軽減及びコスト削減を可能にするサービスです。
<計測機器とは>
温度・長さ・質量・電気量・時間など物理量をはかる機器です。
<計測機器の校正とは>
計測機器の示す値と、より高度な計測機器(標準器)の示す値との差を確認することです。
具体的には、標準器を使って計測機器の示す値を確認し記録します。(品質記録・成績書)
校正を工場まるごと一本化のメリット
① 専門の経験豊富なスタッフが、適切な校正手順と基準に基づいて校正を行うことで、品質水準の向上・均一化を図ることができます。
② 製造・管理スタッフが社内校正を兼任している場合、本来業務へ専念することができ、人手不足の解消に貢献します。
③ 校正の発注業務、第二者監査や仕入先調査などの取引先評価業務、機器の発送・作業立ち会い・成績書類の確認などの管理業務といった校正の業務負担を軽減することができます。
④ 校正を一括して委託することでスケールメリットが得られ、複数のメーカーに校正を委託するよりも校正にかかるコストを削減することができます。
事例
下記は工場まるごと一括委託サービスを採用されたユーザー様の効果例です。
●医薬品メーカー
対象:【製 造】温度・圧力・流量・質量etc
【試験室】インキュベーター・フリーザ・温度マッピングetc
対象機器台数:170台・メーカー数9社
比較項目 | 一括委託 | 従来 | 効果 |
作業日数 | 18日間 | 29日間 | 38%削減 |
校正費用 | 400万 | 520万 | 23%削減 |
管理日数 | 17日間 | 35日間 | 51%削減 |
●自動車部品メーカー
対象:長さ・温度・力・圧力・電気・試験槽
対象機器台数:1200台・メーカー数10社
比較項目 | 一括委託 | 従来 | 効果 |
作業日数 | 16日間 | 25日間 | 34%削減 |
校正費用 | 980万 | 1200万 | 18%削減 |
管理日数 | 19日間 | 27日間 | 30%削減 |
ご覧の通り、校正費用を削減するだけではなく、「作業日数」や「管理にかかる日数」を大きく減らすことができます。
校正可能な計測機器:01 . 温度計 02 . 流量計 03 . 圧力計 04 . 力計 05 . 電気量計 06 . 長さ計 07 . 時間計 08 . 回転計 09 . 質量計 10 . 液面計 11 . トルク計 12 . 硬度計 13 . 分析計比重計 14 . 角度計水準器 15 . 環境機器 16 . 粘度計 17 . 濃度計水分計 18 . 測光機器
いかがでしょうか?
計測機器の校正においてデータの信ぴょう性や人手不足、業務負担の問題を抱えているお客様、校正を工場まるごと一括委託できるサービスについてぜひ私どもにお問合せください。
上記のようなサービスのほか、省人化や省力化を可能にする機器を数多く取り扱っています。
人手による作業の負担を減らす提案で人手不足解消や業務負担軽減のお手伝いをいたします。
食品工場物流ナビを運営する板橋工業では、豊富な商品知識を持ったスタッフが、お客様の要望や状況を丁寧にヒアリングし、最適な提案をさせていただきます。