近年の人手不足や働き方改革などを要因として、従来は人手で行ってきた作業の自動化や省人化の検討をされるお客様が増えています。
その中でもパレットへの積み付け作業は、作業者の腰や腕への負担が非常に大きいため、自動化を進めたい工程としての優先順位は高いと思います。
しかし、多関節ロボットパレタイザーを検討したが設置スペースが足りない、一方、省スペースの直交ロボットパレタイザーは処理能力が足りない、という理由で自動化を断念したというお客様もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は省スペース、かつ、高処理能力の直交ロボットパレタイザーをご紹介します。
省スペース
XYZ軸の方向(前後左右上下方向)にのみ動くため、多関節ロボットパレタイザーのようなアーム旋回のための広いスペースが必要ありません。
また床置きのロボットコントローラがないため、今ある限られたスペースに後から設置可能です。
本体の全高は3,000mm以下で、2,000mmまで積み付け可能ですので、天井の低い場所にも設置可能です。
必要最小スペース:W2800mm×D3100mm×H3000mm
レイアウトが自由自在
既存ラインの延長線上に設置し、レイアウトを大幅に変更することなく導入が可能です。
例えば5か所の出荷先パレットごとに積み分けも可能です。
多関節ロボットパレタイザーの場合、複数パレットに積みつけるためには広いスペースと複雑な動線が必要になりますが、こちらの直交ロボットパレタイザーは並列に積み付けることができるため、パレット交換時の動線向きが揃い、安全に運用することができます。
2パレット仕様の場合、片方のパレット積み付け中に、もう片方のパレットを交換することができ、パレット交換時に上流工程を停止する必要がなくなります。
さらに、パレットコンベヤ、AGVなどとの連動で完全自動化も可能です。
高処理能力
最適な搬送経路を生成するショートカット動作と、最適加減速制御機能により500個/時の搬送が可能です。
また可搬質量については、ロボットハンドの重量を含めて50㎏まで搬送が可能です。
可搬質量が大きいので、2個同時に積み付けすることにより処理能力を2倍にすることも可能です。
お客様の搬送物に合わせた最適なロボットハンドを設計します。
デパレタイジングも
3次元認識技術と組み合わせることで、入荷されたパレットやカゴ車に積まれている荷物をコンベヤに荷下ろしするデパレタイジング作業も対応可能です。
こちらのメーカーでは、実際にお客様で使用している段ボールやコンテナ、一斗缶等をショールームにてテストすることが可能です。
ぜひ、実際のパレタイザーの動きをご覧になって積み付け作業の自動化をご検討ください。
パレタイザーのほかにも積み付け作業を省力化する様々な機器を取り扱っています。
積み付け作業の省力化を検討されているお客様は、どうぞお気軽に食品工場物流ナビへお問い合わせください。
食品工場物流ナビを運営する板橋工業では、豊富な商品知識を持ったスタッフが、お客様の要望や状況を丁寧にヒアリングし、最適な提案をさせていただきます。