人手不足が慢性化している昨今、貴重な人材を確保するために働きやすい環境づくりの重要性は年々増しています。
働きやすい環境づくりを進めていくうえで、重量物を運ぶ作業は、まず改善すべき作業と言えるでしょう。
台車での運搬作業もそのうちの一つです。
荷物を手で運ぶより台車で運ぶほうがずっと楽ですが、台車でも苦労するほどの重量物を運搬するときは、作業者にとって負担のかかる作業となってしまいます。
AGVやAMRで自動化する方法もありますが、設備投資額が大きくなるので導入を躊躇しているというお客様もいらっしゃると思います。
もっと簡単に取り組める方法はないか? ということで、今回は台車用電動アシストユニットをご紹介します。
お手持ちの台車に電動アシストユニットを取り付けるだけで、電気の力で運搬作業をアシストします。
仕組み
電動アシストユニット、センサグリップ、バッテリボックス、ドライバボックス、アシストキャスターの4つの部品から構成されています。
センサグリップを握って台車を動かすことで、その信号がドライバボックスに伝わります。
そして、キャスターに内蔵されたモーターをドライバボックスでコントロールするという仕組みです。
取り付け
一人での作業で、20~30分ぐらいで取り付け可能です。
ドライバボックスは、固定キャスターの取付穴を利用するため、台車に穴をあける必要はありません。
※ドライバボックスが収まる場所やその他部品の取り付けについては条件がありますので、購入前に台車の確認が必要です。
※取付方法などが分かるCD-ROMが同梱されています。
特長
◆狭い通路でもスムーズな運搬をサポート
台車のハンドル部に取り付けるセンサー内蔵のグリップが押し引きの方向や強さを検知し、モーターが反応します。
使用者の操作を直感的に汲み取ることができるため、動力を感じさせない自然な手ごたえで台車をコントロールすることができます。
棚と棚の間や狭い通路等、狭い通路でも楽々操作することができます。
重量物積載時の曲がり角やUターン等の旋回には、内輪側のキャスターが逆回転するため、切り返しや大回りの必要がなくスムーズな旋回が可能です。
◆高い安全性
傾斜6度(積載100kg未満) までの登り坂では、推進力をアシストします。
荷重による加速でヒヤリとしがちな下り坂では、電動ブレーキ機能によりスピードを制御し、荷物を積んだ状態でも安全に運搬が可能です。
台車の速度が6km/hを超えた場合、電源がOFFの状態でも電動ブレーキが作動します。
意図しない動作や危険を感じた際には、バッテリボックスについている非常停止スイッチを押すことにより、即時にアシストを停止することができます。
キャスターにはストッパーがついていますので停車時も安心です。
◆働きやすい環境づくりに貢献
省力化・省人化が求められる現場において、日々の作業負担の軽減を実現することで、誰もが働きやすい環境づくりへの取り組みをサポートします。
物流倉庫、生産工場等、様々な場面で運搬作業をアシストします。
産業用ロボット等にも採用される高性能国産モーターの備えたアシストキャスターは、ダイレクトドライブ駆動のインホイールモーターのため、低振動・低騒音です。
台車で運搬する作業が多いというお客様は、お手持ちの台車に簡単に取り付け可能なこちらの電動アシストユニットの導入を検討されてみてはいかがでしょうか?
どうぞお気軽にお問い合わせください。
貴社の現場で「重い物を運ぶ」作業はありませんか?
お客様の状況に合わせた重量物運搬の省人化・省力化の提案をさせていただきますので、ぜひ私どもにご相談ください。