2024年4月17日から4月20日まで、ポートメッセなごやにて2024中部パックが開催されました。
今回も当社はラインを展示して、多くのお客様にお越しいただきました。
そこで今回は2024中部パックで当社が展示したラインをご紹介します。
半自動製封函機と協働ロボットを組み合わせて、製函~箱詰め~封函までを自動化したラインです。
半自動製封函機は、1台で段ボールケースの組み立て、箱詰め、封函までが可能です。
ケースを開いて差し込むだけで底部を自動折込みするので、箱詰めをして上面フラップ折り込み後、上下I貼りの封函をします。
さらに、今回展示の半自動製封函機は3方フラップ折込機構が付いていますので、後ろの内フラップを折り込んでサイドベルトに送るだけで封函が完了します。
これだけでも手作業と比較してかなりの省力化ができますが、半自動機であるので、段ボールケースを開いて差し込む、箱詰めする、後ろの内フラップ折り込むという作業は手作業をする部分として残ります。
この手作業部分を協働ロボットに作業させることによって製函、箱詰め、封函作業を全て自動化するというのが今回の展示内容です。
動作の流れ
- 協働ロボットが積まれた段ボールシートから吸着して一枚取ります。
- 協働ロボットがガイドを利用して段ボールシートを開き、半自動製封函機に差し込みます。
- 半自動製封函機の底フラップが自動で折り込まれます。
- 協働ロボットがワークを投入しやすいよう上面フラップを広げます。
- コンベヤから流れてくるワークを協働ロボットが吸着して、段ボールケースの中に入れます。
- 協働ロボットが後ろの内フラップ折り込み、サイドベルトに送り込みます。
- 上下I貼りのテーピングをして、段ボールケースを封函します。
協働ロボットにとって一番難しい作業は、段ボールシートを開く部分の作業です。
これを段ボールシートストッカーに取り付けたガイドに当てることにより、確実に段ボールシートを開いて製函することが可能になっています。
展示ラインの特長
このラインの最大の特長は半自動製封函機で人が作業しなければならなかった部分を協働ロボットに作業させているところです。
これにより、半自動製封函機に作業者を置く必要がなくなり、省人化が可能となっています。
また、製函、箱詰め、封函の自動化を、製函機能と封函機能が一体になった半自動製封函機と安全柵のいらない協働ロボットを組み合わせることにより、非常にコンパクトな設置スペースで実現しているところです。
協働ロボットは安全柵が必要ない、省スペースで設置が可能といったメリットがあります。
今まで手作業だった単純作業を人に代わって協働ロボットが作業をするという自動化は今後ますます進むものと思われます。
当社は協働ロボットを始め、様々な機械を使った課題解決を提案しています。
現在手作業でしている作業の自動化・省力化を検討したいというお客様はぜひ私どもにご相談ください。
食品工場物流ナビを運営する板橋工業では、豊富な商品知識を持ったスタッフが、お客様の要望や状況を丁寧にヒアリングし、最適な提案をさせていただきます。
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