食品包装容器に帯状のフィルムを巻きつけてある商品をコンビニやスーパーでよく見かけると思います。
帯フィルムは食品包装の最終工程として、食品衛生法に定められている表示義務(食品名や製造した日付等)の表示や、食品包装容器のはずれを防止するといった重要な役割があります。
この帯フィルムの包装について、賞味期限の印字+帯巻き作業を手作業で行っている場合、一人1分間に6個程度が限界です。
例えば1日1万個の食品包装を行うためには4人帯巻き+1人箱詰めで合計5人の作業者が必要となります。
また、作業者を増やしたくても、なかなか働き手が定着せず、帯巻工程がボトルネックとなっている事業者様もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は日付印字と帯巻きを自動化する全自動帯巻機をご紹介します。
全自動
食品包装容器を供給部に投入するだけで、自動で帯に日付を印字し、帯をカット、熱圧着して、排出します。
処理能力は1分間に33個、1時間で2,000個の帯巻きが可能です。
冷凍食品にも対応
通常の包装機でプラスチック帯を熱圧着する場合、帯を包装容器に重ねるため、冷凍食品では結露による圧着不備が発生することがあります。
一方、こちらの帯巻機は容器から離した状態で熱圧着できる独自機構「合掌貼り」を採用したことにより、結露に強く、冷凍食品にも対応します。
もちろんノリを塗布した帯フィルム圧着にも対応可能です。
既存ラインに導入可能
設置面積が奥行き1.445m×幅1.16m×高さ1.31mとコンパクトなので、既存のラインレイアウトを崩さず導入することができます。
様々なサイズ・形に対応
容器サイズは、奥行き140mm~240mm、幅80mm~140mm 高さ~80mm、フィルム仕様もOP30~40ミクロンと様々なサイズ・形の包装資材に対応可能です。
複数タイプの食品製造を切り替える場合も、ワンタッチで最大14種類までのタイプに設定変更が可能です。
導入効果
例えば従来5人体制で帯巻作業を行っていた場合、前工程の食品包装容器をそのまま供給部に投入すれば、箱詰めとラップの交換などのメンテナンス要員と作業者1名の体制に変更が可能となります。
全自動帯巻機を導入することで、
・正確な帯巻きによる、商品の品質向上
・日付表示、帯巻工程の生産性向上
・帯巻工程の人員不足解消
・ノリ不要の帯フィルムに置き換えができ、包装材料のコスト削減が可能
といった効果が期待できます。
ラインナップ
ご紹介の機種に加え、機能を帯巻用シールのカット・供給のみに絞り、帯巻は人手で行う半自動タイプと、1時間に3000個の帯巻きが可能になる、より高性能なタイプが標準機として用意されています。
また、お客様の人手を要している作業に応じたカスタマイズも対応しています。
このような柔軟性から、大手食品メーカー、洋菓子メーカー、製パン会社、弁当製造会社、総菜漬物製造工場など、全国各地の食品工場に導入された実績があります。
帯巻き作業に貴重な人材を使ってしまっているというお客様はぜひ一度私どもにご相談ください。
食品工場物流ナビを運営する板橋工業では、豊富な商品知識を持ったスタッフが、お客様の要望や状況を丁寧にヒアリングし、最適な提案をさせていただきます。
どうぞ、お気軽に食品工場物流ナビへお問い合わせください。