食品工場などで発生した製品ロス、包装食品の廃棄はどのような対策を行っていますか?
・中身と包装材の分別作業の手間や費用でお困りではないですか?
・廃プラの処分費が嵩んでお困りではないですか?
<製造ロス品対策>
例えばロス品を廃棄する際、手作業で包装品を開封して中身と包装材に分別するのは手間も費用も掛かります。そもそも分別できずにそのまま廃棄している場合もあるかと思います。
<廃プラ対策>
汚れた廃プラ(原料袋)をそのまま処分されていて費用が多く発生しているケースが多いかと思います。そのような廃プラは肉のドリップや食品原料、調味液などが付着して、廃プラ本来より重くなっておりその分、処理費が高くなってしまっていることが多々あります。産業廃棄物として処分する際は、重量でその処分費が決まることが多いため、どうしても処分費が嵩んでしまうというお悩みを抱えるお客様は多いかと思います。
環境対策への関心が高まっている昨今、ロス品処分の問題はコスト削減だけでなくSDGsへの取り組みとしても、改善すべき問題として取り組まれている企業様は増えています。
そこで今回はそれらの問題を廃棄物の削減という観点から解決する「破袋分別機」と「廃プラ洗浄脱水機」をご紹介します。
包装された製品を99.6~9%の分離精度で中身と包装材に分別する破袋分別機と、洗浄や脱水で廃プラをキレイに軽くして排出する廃プラ洗浄脱水機です。
3つの機能(破袋分別機、廃プラ洗浄脱水機)
主な仕組みは遠心力と風力を利用した分別装置で下記の3つの機能があります。
・破袋分別:パック食品や飲料などを中身と容器に高速分別
・脱水・汚物回収:汚れた包装から汚れを引きはがす
・異物除去・フルイ:処理過程で不要な異物を除去
効果
廃棄コスト・人件費の削減と食品リサイクル(破袋分別機)
ロス品などの廃棄する製品は人の手で時間と労力を掛けて分別する必要が無くなり、処理費や人件費を下げられます。例えば、紙パック飲料の分別では、手作業で3パック処理する時間(40秒間)で、破袋分別機では50パックの処理ができました。また、手作業では分別しにくいレトルトカレーでも遠心力で中身と包装材をキレイに分別することができます。
分別することによって食品は肥料や飼料などにリサイクルできる可能性も広がり、そのまま廃棄することがなくなるので、製品の横流し防止にも繋がります。
廃プラの処分費削減(廃プラ洗浄脱水機)
汚れた廃プラを綺麗に洗浄し、高い脱水効果を実現します。
原料袋やビニールなどへの付着物を除去することで重量が削減(最大50%以上削減)され、軽くなった分、処分費を下げることができます。(例えば、廃プラの処分費が年間半額以下まで削減された例もあります。)
処理可能な品目
分別(破袋分別機)
処理可能な品目は多岐にわたります。
お菓子類・パン類・麺類・カップ麺・粉末スープ・レトルトパウチ・チューブ製品・ゼリー・アイスクリーム・紙パック飲料・PET飲料・缶飲料・缶詰・冷凍食品・ソース・ケチャップ・小袋調味料 etc.
食品以外にも保冷剤、使い捨てカイロ、シャンプー、石膏ボードなど、様々な製品を分別することができます。
処理の様子
こちらは様々な製品が混ざった廃棄食品を分別したものです。
容器の種類は様々ですが、食品残渣(中心)と容器(右)にきれいに分別されています。
こちらはクッキーですが、特に包材(右)を見てみると原形をとどめて排出されています。
「破袋」することでプラ片は細かくなり過ぎず、クッキー側への混入を防いでいます。
これによって残渣は飼料や肥料としてリサイクルができます。
廃プラ洗浄脱水(廃プラ洗浄脱水機)
廃プラは下画像のように袋から汚れが取り除かれた状態で出てきます。
左が投入前、中心が脱水された廃プラ、右が除去された廃プラの汚れです。
付着物にもよりますが、廃プラの重量は、半分以上付着物の重量であることが多いため、汚れを取り除くことで大幅に重量を下げることができます。
こちらのメーカーではサンプルテストやテスト機によるデモが可能です。
ロス品などの分別や廃プラの処分費でお悩みのお客様は、ぜひ私どもにご相談ください。
お客様の現状に合った改善方法をご提案いたします。
食品工場物流ナビを運営する板橋工業では、豊富な商品知識を持ったスタッフが、お客様の要望や状況を丁寧にヒアリングし、最適な提案をさせていただきます。