近年、電気料金の上昇や環境への配慮から、多くの企業・施設で空調設備の省エネ化が重要な課題となっています。
しかし、既存設備の入れ替えや大規模な改修は費用や工期の面でハードルが高く、簡単に実施できないのが実情です。
そこで今回は、エアコンを稼働したまま設置でき、電力消費を削減できる冷媒リフレッシャーをご紹介します。

※本イラストはイメージです。実際の商品とは異なる場合があります。
冷媒リフレッシャーは、エアコンの室外機に取り付けるだけで消費電力約20%削減が期待できる商品です。
冷媒管に特殊な信号線を巻き付けることで冷媒の状態を改善し、既存の空調設備をそのまま活用して節電を実現します。
動作の仕組み
冷媒リフレッシャーはAC100Vの電源から特殊なACパルス周波数の電波を出力し、冷媒管に巻き付けた信号線を通じて管内に送ります。
これによって発生した磁界などが直接冷媒管内の冷媒に作用し、経年劣化でクラスター化したエアコンガスを本来の状態に戻すことで節電効果を発揮します。
製品特長
1.節電効果と長寿命化
導入実績に基づく計測では、平均約20%の電力削減を確認。空調を含むトータルの電気代でも最大10%のコスト削減が見込まれます。
工場や病院などの導入事例では、24%~41%の削減効果も報告されています。
さらに、冷媒の流れが改善されることで、エアコン本体の負荷が軽減し、機器の寿命延長にもつながります。
2.複数台の室外機にも対応
冷媒リフレッシャーは、信号線をループ状に接続する構造のため、1台で5〜7台の室外機に対応できます。
対応の目安として、合計の冷媒量が最大40kgまで、信号線のループ長が最長15mまでとなっています。
これにより、空調機器が複数台ある大規模な施設でも、効率的に導入が可能です。
3.高い安全性
信号線は冷媒管に被覆したままのケーブルを巻き付けるため、管などを損傷させることはありません。
電流も流れず、電圧はAC的に微弱なパルスがかかっているだけであるため、取り付ける機器本体に影響を与えない設計です。
また、冷媒リフレッシャーの設置は空調メーカーが設定する「改造」に該当しないため、エアコン本体が故障した際に保障の対象外となることもありません。
4.導入後のサポートと保証制度
3年間のメーカー機器保障や工事期間中の工事保障が自動付帯します。
さらに有償オプションとして、導入時から最長10年間の長期延長保証も設定できます。
万が一、冷媒リフレッシャーの取り付け時・取り付け後に本商品が原因となった故障や不具合があった場合でも、メーカー側でサポートできるよう体制を整えています。
設置方法
室外機内部の冷媒管に、接続点は可能であれば3か所、最低でも2か所設ける必要があります。
必須接続箇所は、熱交換器と減圧器をつなぐ配管です。
加えて、以下のいずれか1~2か所にも接続が必要です:
・室内側熱交換器と減圧器をつなぐ配管
・室内側熱交換器と四方弁をつなぐ配管
※特に配管が曲がっている箇所は詰まりやすく、効果が出やすいです。
実際の施工手順
1.室外機の冷媒管(液相部分)に銅テープを巻き付けます。
2.その上から、ループから分岐させた信号線を5回以上、隙間なく巻き付けます。
3.巻き付けた信号線全体を、絶縁性のアルミテープで覆い保護します。
4.電源を投入し、信号線側の面にあるLEDライトが点灯していることを確認します。
お試し設置可能
導入前に効果測定のためのテスト設置を行い、テスト結果の報告書を確認後に本設置を検討していただくことができます。
テスト設置の流れ
①機種名や設置状況などの情報をご提供いただきます。
②ロガー(電流計、温湿度計)設置。現状の消費電力を測定します。(1~2週間)
③冷媒リフレッシャーをテスト設置。効果が発揮されるまで待ちます。(1ヵ月程度)
④ロガーを再設置。取付後の消費電力を測定します。(1~2週間)
⑤測定結果をまとめた報告書を提出
エネルギーコスト削減と環境負荷軽減の両面から、空調設備の効率化は多くの企業や施設にとって重要な課題となっています。
大規模な設備更新をせず簡単に省エネを実現したい事業者様は、ぜひ冷媒リフレッシャーの導入をご検討ください。
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