国内の製造業や物流業界では、少子高齢化に伴う労働力不足が課題となっています。
そのような中で、製品の箱詰めや積み付けといった反復作業は、従業員に身体的負担をかけるとともに、生産効率の低下にも繋がります。
また、作業者によって積み付け方法が異なることで品質のばらつきが生じる、重労働を敬遠する傾向から人材確保が困難になるといった問題も発生しています。
そこで今回はロボットパレタイザーシステムをご紹介します。
「リーズナブル・コンパクト・簡単導入パレタイザー」をコンセプトに開発されたこのシステムは、従来の手作業によるパレタイジング作業をロボットが自動化することで、生産現場の課題を解決します。
優れた作業能力
最大可搬重量は同クラスでは最高レベルの35kgの性能を有しています。
本システムには、可搬重量15kgから35kgまで、用途に応じて選択可能な複数のモデルがラインアップされており、さまざまな製品サイズや重量に対応が可能です。
処理能力は毎分6箱から11箱(※)、また、許容パレット寸法は1400×1400mmまで対応します。
積み付け高さは標準仕様で2100mm、昇降タイプでは最大2600mmまで対応可能です。
ダンボールだけでなく、粉体袋やペットボトルにも対応可能な専用ハンドも用意されています。
※ワーク条件により変動します
省スペース設計
本体サイズはW3,590×D1,915×H2,500mmのコンパクト設計。
作業者1人分のスペースとパレット1枚分のスペースがあれば導入可能です。
約2坪(6.6㎡)のスペースがあれば、2パレット分の積載が可能です。
本体重量は500kg未満で、ハンドリフトで容易に移動可能なため、工場レイアウトの変更や他ラインへの移設も可能です。
導入しやすい価格設定
高性能でありながら、導入しやすい価格を実現。新規発注から最短2ヶ月で導入が可能で、作業者を1名削減できることにより、2年から3年での投資回収が可能です。
投資回収後は人件費分のコスト削減が見込まれる上、導入により年間生産量は1.6倍に向上するというメーカーのシミュレーション結果もあります。
感覚的な操作で誰でも使える
ティーチングは不要です。直感的なタッチパネル操作により、誰でも簡単に設定することができます。
パレットや箱のイラストを見ながら寸法をタッチで入力するだけで、ワークサイズに応じた最適な積み付けパターンを自動生成し、新しい箱の登録もわずか約2分で完了します。
よく使う箱のパターンは事前登録されており、必要な時にワンタッチで呼び出すことも可能です。
デパレタイザーや箱詰めへの活用も可能
オプションの3Dビジョンカメラを使用することで、デパレタイザーや箱詰めロボットとしての活用も可能です。
ただし、タッチパネルでの切り替えやパレタイザー・デパレタイザーの兼用はできません。
安全対策
本機は産業用ロボットに該当するため、安全確保が必須です。
導入時には安全柵または柵に代わる安全装置(例:レーザーセンサー)の設置により、作業員の安全を保護します。
レーザーセンサーはエリア内への侵入を検知し、ロボット動作を自動停止させ、柔軟なレイアウト変更にも対応可能です。
保守メンテナンス体制
・1年間の無償保証:ご購入・検収日から1年間、部品代・作業費ともに無償で対応(但し、不適切な取扱いは対象外)。
・迅速なトラブル対応:電話診断後、必要に応じて現地出張し、復旧までの時間を最小限に。
・包括的なメンテナンス:日常・定期点検、年間保守といった項目で、長期的な安定稼働をサポート。
導入をご検討のお客様向けに、実機での検証が可能です。
さらに、メーカーでは開梱装置、蓋取り・中身取出し装置、反転装置、空箱圧縮装置など、入荷工程の自動化を実現する様々な関連機器を扱っています。
安価でコンパクトなパレタイザーや入荷工程の自動化をご検討のお客様は、ぜひ私どもにご相談ください。
食品工場物流ナビを運営する板橋工業では、豊富な商品知識を持ったスタッフが、お客様の要望や状況を丁寧にヒアリングし、最適な提案をさせていただきます。
どうぞ、お気軽に食品工場物流ナビへお問い合わせください。