化学物質や有機溶剤の臭いが作業場に充満している、有機物の腐敗臭がなかなか消えない、といった職場の臭気問題に悩んでいませんか？
こうした有害な化学物質や悪臭は、従業員の健康や作業効率に影響を及ぼすだけでなく、法規制への対応という点でも見過ごせない課題です。
特に、改正労働安全衛生法では、化学物質を取り扱う事業者に対してリスクアセスメントが義務付けられ、労働者が化学物質にばく露される程度を最小限度にすることが求められています。
そこで今回は、有害な化学物質や悪臭を除去し、作業環境の改善に貢献する臭気・VOC環境改善装置をご紹介します。
この装置は、空気中に浮遊する臭いの原因物質を物理的に吸着するだけでなく、化学反応によって中和・破壊することで、脱臭・消臭を実現するものです。
従来の活性炭方式に比べて数倍の速さで臭気ガスを限界まで脱臭できるという特長があり、多岐にわたる悪臭やVOC（揮発性有機化合物）に対して効果が期待できます。
1. 3段階の濾過システムで空気を清浄化
この装置は、3つの異なるフィルターを組み合わせた濾過システムにより、空気中の汚染物質を効率的に除去します。
・STEP1：プレフィルター ホコリやダスト、アレルゲンといった粒径の大きな粉塵を物理的に除去します。 これにより、後段にあるクレンズフィルターの保護と寿命にも役立ちます。
・STEP2：クレンズフィルター 装置の心臓部であり、VOCや有害化学物質、悪臭化学物質などを吸着・中和・破壊することで脱臭・消臭します。
・STEP3：HEPAフィルター（オプション） JIS規格に規定された高性能フィルターで、0.3μmの粒子を99.97%以上捕集する能力を持ち、超微粒子を除去します。
2. 独自技術による高い脱臭性能
フィルターのカートリッジには、天然鉱物をナノ粒子化する独自技術が用いられています。 これにより、高度な表面積と無数の多孔性を持ち、悪臭分子を物理的に吸着するだけでなく、化学反応によって中和・破壊することが可能です。
この消臭メカニズムにより、アンモニア臭、硫化水素、VOC（トルエン、ホルムアルデヒドなど）はもちろん、腐敗臭やたばこ臭まで、さまざまな臭気に対応します。
・VOC・化学臭・有害化学物質: 化学工場、タイヤ工場、食品工場、印刷工場、下水道の脱臭など
・室内化学物質・薬品臭: 引き渡し前の住宅、工事事務所、医療現場など
・腐敗臭・ペット臭・アンモニア臭・たばこ臭: 災害や火災現場、動物病院、ペットショップ、喫煙所、介護施設など
また、悪臭防止法で指定されている22種類の特定悪臭物質に対しても大きな除臭効果がえられます。
3. 活性炭を上回る脱臭スピード
この装置は、脱臭スピードの速さも特長の一つです。
メーカーの性能試験データによると、アンモニアは10分、硫化水素は30分で除去できるという結果が示されています。
また、VOC（揮発性有機化合物）は、12時間で90%除去することが可能です。
強力なモーターで室内の空気を循環させることで、汚染された環境を数分〜数時間で迅速に改善します。
4. 高い利便性と簡単な操作性
本体はポータブルで、持ち運びが可能なため、現場の状況に応じて必要な場所へ簡単に移動させて使用できます。
操作もシンプルで、可変スピードコントロール機能により、風量を最小（Min）から最大（Max）まで無段階で調整できます。
また、フィルターカートリッジの稼働時間を記録・表示するタイマーカウンターや、HEPAフィルターの交換時期を知らせるLED表示ランプも搭載されており、メンテナンス管理が容易です。
外部電源ポートも備え、複数台を同時に使用することもできます。
工場や事業場から発生する臭気や化学物質は、従業員の健康や作業効率に影響を与える可能性があります。
この装置は、有害物質を高濃度で局所的に捕捉・清浄化する「局所排気装置」としても活用できるため、労働安全衛生法が定めるリスクアセスメント対策としても有効です。
ぜひこの機会に、職場環境の見直しを検討してみてはいかがでしょうか。
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