箱詰めロボットを低コストで修理した事例
こちらの工場では、農産物の製造を行っております。
今回、使用している箱詰めロボット(ロボットケーサー)が正常に動作しないため、修理のご依頼をいただきました。
正常動作時には、電源投入後、装置の運転準備ボタンを押し、異常リセットボタンを押す事でアンプ非常停止状態が解除され、さらに、原点復帰ボタンを押して原点復帰状態へと位置完了を行い稼働させますが、異常リセットボタンを押しても非常停止状態が解除されない状態でした。
また、ティーチングペンダントにて非常停止解除、原点復帰を行っても位置完了しない状態でした。
お客様のほうでサーボアンプが原因であることは突き止めましたが、導入から15年以上経過しているため、該当のサーボアンプは廃番製品となっており、交換部品がありませんでした。
また、サーボアンプの後継機への載せ替えを検討したものの、 その場合、数百万以上のコストがかかるため、載せ替えを断念せざるを得ませんでした。
このような背景から、修理先をお探しだったところ、弊社にご相談いただきました。
実際に故障の確認を行ったところ、目視での異常は見受けられず、半導体特性検査、IGBTの単体検査においては異常がありませんでした。
さらに検査を進めると、電源コンデンサの容量低下であることがわかりました。電解コンデンサの経年劣化が原因と思われます。
そこで、電解コンデンサを26個交換したところ、正常に稼働するようになりました 。
部品交換のみで対応出来たため、数十万円にて修理することができ、お客様にも大変ご満足いただいております。
添付の写真は修理前、修理後と姿は変わりませんが、中身はしっかりと修理されております。
このように、既に廃盤となってしまった製品であっても、修理をあきらめる必要はありません。
故障個所によっては修理不可の場合もございますが、食品工場物流ナビを運営する板橋工業にご依頼いただければ、 設備の入れ替え・新品導入を行わなくても、対応できる場合がございますので、 まずはお気軽にご相談ください。
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