日常の危険な作業を安全な作業に！危険な高所作業の改善事例
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内容
普段している作業が、実は危険である場合があります。
労働者の事故を未然に防ぐために、早めに対策を講じることをお勧めいたします。
そこで今回は、危険な高所作業を、安全に作業できる環境へと改善した事例をご紹介します。
お客様の原料サイロ併設の建屋内には換気扇が複数箇所あります。その換気扇のフィルターを、2か月に1回ほど交換する必要があります。
このうち、2階と6階の換気扇は高所（床から4～5ｍのところ）にあり、フィルター交換作業が危険な状態でした。
6Fのフィルター交換（2か所）
従来は、換気扇のフィルター交換をするために、壁にはしごをかけて4メートルほど登り、フィルターの交換作業をしていました。
はしごは固定されておらず、不安定な状態で手を離してフィルターを交換する作業は、一歩間違えれば大事故につながりかねない状態でした。
2Fのフィルター交換（その1）
2階の一つは、床から5メートルの場所に換気扇があり、フィルターを交換するために、簡単に固定されたはしごを登って作業をしていました。簡単に固定されているとはいえ、やはり手を離してフィルターを交換する作業はとても危険です。
2Fのフィルター交換（その2）
もう一つは、2.5メートほどの手すりのついた作業台から交換作業となりますが、フィルター交換が画像右側からの作業になるため、身を乗り出し、手すりに足をかけての交換作業となります。こちらも一歩間違えれば落下の危険があります。
これらのフィルター交換作業を安全にできるようにするため、常設のタラップ、作業ステージの取り付けを提案しました。
壁が石膏ボードの為固定できませんので、タラップ、作業ステージを柱のH鋼にボルトで固定して取り付けています。さらに、作業ステージとタラップの脚をコンクリートの床にアンカー止めして固定の強度を高めています。
また、タラップには背かごをつけ、より安全性を高める仕様になっています。
取り付け工事後、お客様から「フィルター交換作業が安全になって、作業時間も短くなった」と評価をいただきました。
いかがでしたでしょうか？
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