搬送物を直角に方向転換!省スペースで設置可能な直角方向転換機の事例
搬送物の向きを直角方向に変えたいとき、どのような機器を思い浮かべますか?
こちらは特殊なローラーを使用した直角方向転換機です。
同一平面上で搬送物を直角の左右に方向転換させることができます。
本体がコンパクトであるため、省スペースでラインを組みたい場合に適しています。
当社が展示会に出展する際にも、限られたスペースでラインを組むために、よくこちらの直角方向転換機を使用します。
直角方向転換機を展示すると毎回お客様の関心が高く、仕組みや価格などのご質問をいただくことが多いです。
搬送物がストッパーに接する際の反発力と、それによって起こる特殊なローラーの逆回転を利用して、搬送物を直角に方向転換させる仕組みです。
直角に移載するためにコンベヤを停止する等の制御が要らないので、サイクルタイムを短縮することができます。
さらに、直角方向転換機を組み合わせることによって、複雑な方向転換も可能です。
直角方向転換機を提案して採用された事例をご紹介します。
<事例その1>
お客様の現場では封函機から出てきた搬送物を直角に設置しているコンベヤに載せ替えるために作業者が補助していました。
載せ替え後のコンベヤの先にさらにコンベヤが直角に設置してあるので、この部分の載せ替えも作業者が補助していました。
これら2か所に直角方向転換機を導入することにより、作業者が補助をしなくてもコンベヤの載せ替えが可能になり、作業者の負担が大幅に軽減されました。
続いて、搬送物の向きが変わる性質を利用した事例をご紹介します。
<事例その2>
お客様の現場では搬送物に重量があるので、段ボールケースを補強するためにテープを十字貼りにする必要がありました。
従来は段ボールケースの組み立てから箱詰めして十字貼りまでを全て手作業でされていました。
そこで、製函封函機 + 直角方向転換機 + 封函機のラインを提案しました。
製函封函機で製函、箱詰め、I貼りの封函をした後に、段ボールケースを直角方向転換機で向きを変え、封函機を通すことにより、天面・底面の十字貼りができるようになります。
導入の結果、十字貼りの省力化が実現でき、生産性が大幅に向上しました。
上記の事例のほか、段ボールケースの短側面にインクジェットプリンターで印字したいというお客様に直角方向転換機を提案した事例もあります。
こちらの直角方向転換機を上手に利用することで、せまい場所でのレイアウトが可能になる、搬送物の向きを変えての封函や印字などの自動化が可能になります。
板橋工業株式会社ではこちらの直角方向転換機をはじめ、様々な搬送装置を取り扱っています。搬送に関するお悩みはぜひ私どもにご相談ください。
食品工場物流ナビを運営する板橋工業では、豊富な商品知識を持ったスタッフが、お客様の要望や状況を丁寧にヒアリングし、最適な提案をさせていただきます。
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