サビと劣化が激しいコンベヤを更新!外置き搬送コンベヤ交換工事の事例
設備の劣化がひどく、更新や修繕をしたいけど、どこに相談してよいか分からないと思ったことはありませんか?
今回は外置き搬送コンベヤ交換工事の事例をご紹介します。
お客様のところへ訪問した際に、コンベヤの更新について相談を受けました。
パレット搬送用のコンベヤの錆がひどく老朽化していて交換したいが、どこに相談したらよいか分からず施工業者を探しているとのことでした。
今回相談を受けたのは搬入用エレベーター前の屋外に設置しているスチール製のコンベヤで、設置してから20年ほど経っているため、コンベヤ全体には錆が広がっていました。
コンベヤは、トラックから荷物を載せたパレットをフォークリフトでおろし、エレベーター前に設置してあるコンベヤに載せ、それを作業者がエレベーターに入れて上げるという作業で使用されています。
フォークリフトで傾斜面を上りパレットをコンベヤに載せる際に、フォークリフトのタイヤがコンベヤに接触することがあります。
ゴム製のストッパーがついているものの接触の衝撃が強く、ストッパーを取り付けているL字のアングル鋼が変形してしまっていました。
そこで、
・錆びにくいステンレス製コンベヤへの交換
・耐衝撃性をより強固にするために大きめのゴムストッパーへの交換
を提案しました。
お客様がコンベヤをスチール製からステンレス製にすることにより強度は問題ないか懸念されていましたので、フォークリフトからの衝撃対策として、大き目のゴムストッパーを取り付ける鋼材をL形からT形のものに変更、さらにT形鋼のコンベヤ側にリブを斜めに取り付けることで耐衝撃性をさらに強化させることを提案してご納得いただきました。
また、現場にて担当者・作業者と入念に打ち合わせをし、材料仕入→施工までワンストップで対応できることを説明したところ、当社にご注文いただきました。
まずは既設コンベヤの撤去です。
アンカーを打ち直すため、既存のアンカーは切断し、断面をサンダーで綺麗に研磨しました。
続いてコンベヤの取り付けです。
コンベヤをまたぐようにしてカゴ台車をエレベーターで上げることもあるので、カゴ台車の底面と新設するコンベヤが干渉しないようにコンベヤを取り付ける必要があります。
傾斜の角度が取付面によって異なるので、溶接で仮固定をして、カゴ台車の移動やパレットの乗り移りを確認しながら位置を調整しました。
現場担当者に立ち会ってもらいながら、慎重に取付位置を決定して固定しました。
今回の工事ではU字バリカーの撤去・設置も施工しました。
溶接作業を含めて1日で施工完了しました。
交換した結果、コンベヤの搬送性能が向上するとともに見栄えも良くなり、現場の作業者の皆様から好評をいただきました。
また、従来ストッパーの位置よりも前方にストッパーを設置、大き目のゴムストッパーの採用、追加の耐衝撃策を施したことにより、フォークリフトが傾斜手前で乗り上げてコンベヤに与える衝撃を抑えることができました。
そして、スチール製のコンベヤと比較してステンレス製コンベヤは錆びにくいので、雨などにさらされる屋外の環境でも、従来ほど錆を心配する必要がなくなりました。
貴社の工場で誰に相談すればよいか分からない設備の更新や修繕がありましたら、ぜひ一度私どもにご相談下さい。
食品工場物流ナビを運営する板橋工業では、豊富な商品知識を持ったスタッフが、お客様の要望や状況を丁寧にヒアリングし、最適な提案をさせていただきます。
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