近隣住民の不安解消!工場の万年塀をアルミフェンスに改修した事例
当サイトで紹介している万年塀のアルミフェンス改修記事の閲覧数が増加しています。
最近、各地で地震が発生していますので、身近にある万年塀に不安を感じたお客様が検索されているものと思われます。
万年塀は少なくとも50年以上前に建てられた建造物です。
プレートが割れている、笠木が落ちてしまっているなど、多くの万年塀で部分的な老朽化が発生しているようです。
そのような老朽箇所がある状態で大きな地震が発生すると、そこを起点に倒壊する恐れがあります。
万年塀の塀の長さが長いほど、その付近を通行する人の不安は増すことになります。
そこで、万年塀のアルミフェンス改修について、以前に個人のお客様の事例をご紹介しましたが、今回は法人のお客様の改修事例をご紹介します。
お客様の工場と道路の境に万年塀が建てられていていました。
プレートに多数のひび割れが入っているのを見た当社の営業が、現在の支柱を活かして軽量のアルミフェンスに換装する方法があると紹介しところ、関心を持っていただきました。
後日、現場調査に伺いました。
塀の長さは50mほどあり、道路は2.5mほどの幅です。
車が通ることはほぼありませんが、近くに保育園があるため、園児や保育士さんがその道路を利用しています。また、近所のご年配の方が散歩で通行することもあります。
塀の内側には従業員の方が利用している駐輪場があります。
万年塀の途中には3か所、塀が途切れいてるところがあり、鉄の門扉が取り付けられていました。
また、お客様の万年塀は笠木が落ちないように笠木を固定する金具が取り付けてありました。
万年塀の安全性に不安を感じ、このような対策をとられていましたが、塀の取り替えを業者に相談するまでは至っていない状態でした。
現場調査の結果、お客様に以下の内容で提案しました。
・万年塀全て(29スパン分)のアルミフェンス施工
・うち3スパンは鉄の門扉撤去後にアルミフェンス取り付け
・工期は一週間ほど
・道路工事に必要な申請、近隣住民の方々への挨拶
・敷地内駐輪場への配慮
・5スパン分は敷地と道路の高さの関係で下段のプレートを残す
また、基礎をそのまま活かすので基礎を掘り起こす必要がないこと、ほかの方法に比べて安価であることを評価いただき、当社にお任せいただくことになりました。
①お客様が取り付けていた笠木カバーの取り外し
②支柱を残し、プレートと笠木部分を撤去
③アルミフェンスの取り付け
④笠木と柱のカバー取り付け
一日に複数スパン分の万年塀を解体していき、まずはアルミフェンスのみを取り付けることにしました。
笠木と柱のカバーは最後に取り付けます。
人通りのある道路に面している万年塀を解体するにあたり、通行される方の安全を確保するため誘導員を配置することにしました。
万年塀の解体は、笠木の取り外し、はつり機でプレートの撤去、ガラ積みと支柱枠のモルタル削り、ブルーシートで養生を3名で作業しました。
1日目に5スパン、2日目に7スパン、3日目に8スパン、4日目に6スパン、4日間で計26スパン分の万年塀解体とアルミフェンス取り付けが完了しました。
5日目は鉄の門扉が取り付けてある3スパン分の作業です。
門扉を取り外し、残った鉄柱をカット、切り口はモルタルで埋める処理をしました。
3スパン分のアルミフェンスを取り付け後、すべての笠木と柱のカバーを取り付けて、当初の予定より2日間工期を短縮して工事が完了しました。
万年塀29スパン分のアルミフェンス換装が完了し、お客様に景観が良くなったとご満足いただきました。
近隣の住民の方はアルミフェンスになったことで安心して通行できるとおっしゃっていたそうです。
万年塀は1スパン分で数百kgの重量があります。
万年塀の基礎は残して、笠木とプレートをアルミフェンスに換装することにより、大幅に軽くなります。(約15%まで軽量化)
軽量化することにより、大きな地震が起きても倒れにくくなり、万が一倒れたとしても重大な事故につながる危険性は低くなります。
人通りのある道路や通路に万年塀があるお客様はアルミフェンスへの改修を検討されてみてはいかがでしょうか?
万年塀の商品紹介記事はこちら
万年塀の個人宅様工事事例はこちら
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