ストレッチ包装は、荷崩れ防止、防塵、防水などの効果があります。
しかし、ストレッチフィルムを手作業で巻いている場合は、作業者にとても負担がかかります。
とくに夏の暑い場所での作業は熱中症の危険性もある重労働です。
手巻きの作業に替えてストレッチ包装機を導入することで、効率的で均一な包装が可能となり、包装作業を省力化することができます。
大変便利なストレッチ包装機ですが、
・ハンドフォークで荷物を乗せ下ろしするのでターンテーブルの段差が高いと困る
・荷物がターンテーブルの最大重量を超えてしまう
・使いたい場所に電源がない、使いたい場所が頻繁に変わる
といった理由で導入を躊躇されたお客様もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は一般的なストレッチ包装機とは特徴が異なる個性的なストレッチ包装機を3つご紹介します。
超低床ストレッチ包装機
ターンテーブルの厚みが31㎜と超低床の半自動ストレッチ包装機です。
※従来は約80㎜
ターンテーブルの厚みが31㎜と超低床型なので、カゴ車や6輪台車、ハンドフォークでの荷物の乗せ下ろしが楽にできるようになります。
ターンテーブルにはスロープを取り付けることができます。
スロープは90°、180°、270°の3パターンから選択可能です。
パレットは1100mm×1100mmのパレットでも使用可能です。
現場の作業負担軽減
とくにカゴ台車や6輪台車、ハンドフォークで荷物を乗せ下ろししている場合、従来のストレッチ包装機+傾斜台と比べて、荷物の乗せ下ろしが非常に楽になり、作業負荷を軽減することができます。
省スペース化
傾斜台を最大270°設置できるので、従来のように乗せた方向から下ろす必要がなく、作業導線がより柔軟に設計可能になります。
自走式ストレッチ包装機
タッチセンサーが包装物を検知して、その周囲を自走するプレストレッチ方式のストレッチ包装機です。
タッチパネルで設定をしてスタートボタンを押せば、包装物の高さをセンサーで検知してストレッチフィルムを自動で巻いてくれます。
包装物の周囲を回る自走式のストレッチ包装機なので、包装物をターンテーブルに載せる必要がありません。
よって、包装物の重量に制限がなく、あらゆるパレットサイズに対応が可能です。
操作パネルで上巻きと下巻きの回数が設定可能です。
例えば下巻き2周、上巻き3周といった設定を最大3つまで設定することができます。
フィルムを延伸ローラーに通さずセットするだけなので、フィルムセットがとても簡単です。
ボタンを押している間、フィルムキャレッジの上昇下降が停止する補強巻きボタンを標準搭載しています。
走行速度やフィルムキャレッジ昇降速度の可変機能もついています。
バッテリー充電式(1回のチャージで8時間稼働)なので電源がない場所でも包装可能です。
包装中に人やモノに接触すると緊急停止する非常停止用安全バンパーがついています。
包装機本体はハンドル部にあるボタンを押すと手動で前後に動かすことができるので、使いたい場所が頻繁に変わる現場でも1台で対応できます。
また、遠く離れた場所へ運ぶ場合はフォークリフトでの移動が可能です。
手動式ストレッチ包装機
ハンドルをくるくる回すと包装物の周りをアームとフィルムが回ってストレッチフィルムを巻きつける手動式のストレッチ包装機です。
手動式なので電源が必要なく、電源のない場所でもストレッチ包装が可能です。
さらに、キャスター付きなので包装する荷物がある場所まで移動させることができます。
フィルムの昇降も手動ですが、バランサー付きなのでラクラク操作が可能です。
完全手動型のため、防爆仕様が求められるような場所でも使用が可能です。
※6ミクロン厚・エッジ強化タイプのストレッチフィルムを推奨
ストレッチ包装機は作業者の負担を減らし、包装作業の省力化に貢献します。
現在、手作業でストレッチ包装をされているお客様はストレッチ包装機の導入を検討されてみてはいかがでしょうか。
お客様のご用途に最適なストレッチ包装機を提案させていただきますので、ぜひ私どもにご相談ください。
食品工場物流ナビを運営する板橋工業では、豊富な商品知識を持ったスタッフが、お客様の要望や状況を丁寧にヒアリングし、最適な提案をさせていただきます。
どうぞ、お気軽に食品工場物流ナビへお問い合わせください。