ステンレスのサビを取り、防ぐ!表面改質処理で設備を延命化

ステンレス製の備品や機械設備に黒い点々やサビが発生していませんか?

ステンレス製の配管等で溶接焼けが残っているところはありませんか?

上記に当てはまるような場合、放っておくと、腐食が進行し、備品や設備自体の寿命を縮める可能性があります。

 

ステンレスはほかの金属に比べて、錆びにくいことで知られています。

これはステンレス表面が、極めて薄い不動態被膜と言われる膜で覆われていて、腐食から守られているからです。

但し、この不動態被膜が何らかの要因で損傷した場合に腐食が発生します。

 

ステンレスのサビを、グラインダーやサンドペーパーで削り取ると、一時的にはとれますが、不動態被膜を破壊することになり、かえって腐食を早めてしまいます。

また、食品工場では発生しやすい塩分を含んだ水(塩化物イオン)や、ステンレス製の配管をつなぐ溶接時の熱も不動態被膜を破壊する要因となります。

 

そこで今回は、ステンレスの表面改質ができる機器(電源機と電解液)をご紹介します。

電源機と電解液

こちらの機器は、中性塩電解という方法で、ステンレス表面に不動態被膜を再生します。

 

電源機の電極グリップにつけた電極とモップを電解液に浸してから、モップでステンレス表面を軽くなぞるだけです。

表面改質処理

※電解処理時は、ゴム手袋・ゴム長靴の着用が必要です。

 

中性塩を含む水溶液(電解液)を電気分解して、

①発生した酸で、腐食部分や溶接焼け(酸化スケール)を溶かす

②同時に、発生した酸素で、表面のクロムを強力に酸化して、酸化クロム層(不動態被膜)を再生する

という仕組みです。

 

さらに、不動態被膜を再生するだけではなく、フッ素イオン等を含んだ電解液の効果で、より耐食性のある被膜へと強化します。

 

定期検査時などに、こちらの機器を使用してステンレス表面を改質処理することにより、備品や機械設備の長寿命化が可能になり、メンテナンス費用の削減にもつながります。

 

また、別の使用方法として、電解液を替えることにより、ステンレス表面への記号・文字などのマーキングも可能になります。

ステンレス表面に貼っていたシールが剥がれて異物混入の原因となるということがなくなります。

 

いかがでしたでしょうか?

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