温度・湿度を一括確認!異常時はメールでお知らせ、温湿度管理システム
食品衛生管理において、温度の管理は最も重要な管理項目の一つです。
温度や湿度が高くなると、食中毒菌が増殖するリスクが高くなります。
食中毒防止や品質維持のためには、各製造工程、及び、流通・保管のそれぞれにおいて、適切な温度を維持することが重要です。
また、HACCPにおいては温度を記録・保管することが求められていますので、温度の管理だけではなく、温度の記録表を作成・出力する仕組みが必要になります。
そこで今回は、温度・湿度を一括で管理可能な温湿度管理システムの事例をご紹介します。
お客様の工場では農産物や加工品を保管するために、冷蔵庫や冷凍庫を使用しています。
従来は、作業者が1日に数回、冷蔵庫や冷凍庫の温度確認をしていました。
しかし、休日は誰もいないため、温度の確認ができていませんでした。
お客様は1日に何度か温度を確認しに行く作業を無くしたいとお考えでした。
また、長期の連休や休日に異常が出たときの把握ができないことを懸念されていました。
そこで、スマートフォンやPCで、温度と湿度を一括で確認、データを記録できる温湿度管理システムを提案しました。
こちらのシステムは、計測したい場所に温度・湿度を測ることのできる子機を設置して、その計測データを親機が集め、クラウドを経由してWebブラウザ上で一括確認ができるというシステムです。
①温度・湿度を一括確認
PCはもちろん、スマートフォンからも、Webブラウザでアクセスすれば温度・湿度を一括確認することができます。
②アラートメール送信
温度・湿度に異常があった場合はアラートのメールを送信する機能があるため、すぐに異常を把握することができます。
③データ自動収集
自動で収集したデータを閲覧、グラフ表示で比較・分析、PDFやCSVのファイル形式で書出しすることができますので、記帳の作業が不要になります。
お客様のほうで、数か所ある計測場所を全て計測することができるのか懸念されていましたが、デモ機を使用していただき、1番データを集めやすい親機の設置場所を見つけることができました。
すでに、お客様の別の工場では警備会社のオプションで温度管理サービスを利用していましたが、月額費用が掛かるという点がネックとされていました。
一方、こちらの温湿度管理システムは月額使用料が掛からず、本体代+年1回の子機電池交換費用のみで使用できます。
デモ機を使用し問題なく計測できたことと、費用面でご納得いただきましたので、こちらの温湿度管理システムをご採用いただくことになりました。
<導入後>
温湿度管理システムを導入した結果、冷蔵庫や冷凍庫の計5箇所の温湿度の確認を1日に数回行っていましたが、導入後はWebブラウザ(PC、スマートフォン)で一括確認することができるようになりました。
以前は、3人の作業者が作業を止めて確認しに行っていましたが、1回の確認あたり2-3分の確認作業を削減することができました。
休日に異常があった際にメールでアラートが送られてくるようになりましたので、休日の異常の把握もできるようになりました。
さらに、データとして残しておくことができるので、記帳の作業が無くなりました。
いかがでしょうか。
今回の記事と以前にご紹介したこちらの記事のように、端末が収集したデータをクラウドに保管するという仕組みで、不便に感じていた作業の省力化やデータの蓄積が実現できます。
ご紹介した商品にご興味のあるお客様、工場の見える化・IoT化にご関心のあるお客様は、ぜひ私たちにご相談ください。
食品工場物流ナビを運営する板橋工業では、豊富な商品知識を持ったスタッフが、お客様の要望や状況を丁寧にヒアリングし、最適な提案をさせていただきます。
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