最近、台風やゲリラ豪雨による浸水被害のニュースをよく見かけます。
低地の工場や物流倉庫では、水が入り込むと製造設備や出荷待ちの製品が使えなくなります。操業停止が長引けば、取引先との関係にも影響しかねません。
多くの現場では土嚢を積む対策が取られていますが、浸水が始まる直前の混乱した状況で十分な人員を確保するのは難しいものです。
夜間や休日など、スタッフが少ない時間帯に急な増水が起きたらどうするか。そんな不安を抱えている担当者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、連結設置でスピーディに洪水を堰き止めるプラスチック製止水板をご紹介します。

従来の土嚢対策では、約20kgの砂袋を何十個も運んで積み上げる作業が必要でした。たとえば1.6mの止水幅を確保するだけでも、土嚢は22個(総重量約440kg)必要です。
軽量な樹脂製パーツを組み合わせるこの止水板なら、同じ止水幅を約14.8kgで実現でき、誰でも簡単に設置できます。
止水高さは約50cmで、工場や倉庫の出入口からの浸水を防ぐ用途に対応します。
使用するパーツはメインパネル、連結パーツ、エンドパーツの3種類だけで、必要な時にすぐ配置できる機動性があります。

組み立ての流れ
設置手順はシンプルです。特殊な工具も要りません。浸水を防ぎたい境界線に沿って、メインパネルを横に並べます。
パネル同士の接合部に、角度調整機能付きの連結パーツを上から差し込んで繋ぎます。両端にエンドパーツを装着し、キャップを締めれば完成です。
パッキンも溝にはめ込むだけで、接着剤は使いません。工場のエントランスや倉庫のシャッター前を、数ステップで守ることができます。

軽量設計で一人でも運べる
一番の特長は軽さです。メインパネルは1枚約4kg、連結パーツは1.6kg、エンドパーツは1kgで、女性や年配のスタッフでも一人で運べます。
幅1.6mの範囲を止水する場合、土嚢なら2名で29分かかるところ、本製品なら1名約2分で設置できます。
避難誘導など他の業務に人を回せるのは、緊急時には助かります。

角度調整で自由な配置が可能
設置の自由度が高く、現場に合わせて形を変えられます。
連結パーツは30度間隔で差し込むことができ、前方向に30度、後方向に30度・60度・90度の角度調整が可能です。
建物の入り組んだ角に沿わせたり、駐車場の社用車を囲んだり。浸水の流れを変えて避難路を確保する、漏水を一時的に貯留するプールにする(ブルーシート併用推奨)、といった応用も効きます。
状況に応じて配置を変えられるのはユニット式ならではです。ただし、設置場所に段差や傾斜がある場合は止水性能に影響することがありますので、事前にご相談ください。

スタッキングで省スペース保管
使わない期間の管理も簡単です。
メインパネルや連結パーツは積み重ねてコンパクトに収納できます。土嚢のように土が漏れて周囲を汚したり、袋が劣化する心配もありません。
工場の入り口や資材置き場の片隅に置いておけば、いざという時すぐ取り出せます。平常時の管理負担を減らしつつ、災害への備えは維持できます。

夜間視認性とメンテナンス性
本体上部には市販のカットコーン用セーフティライト(外径φ40まで)を差し込める孔があり、夜間や豪雨の中でも設置場所を示せます。

作業中のスタッフの安全確保はもちろん、避難車両が止水壁に衝突する事故も防げます。止水性能を左右するゴムパッキンは、劣化してもユーザー自身で交換できる構造です。
接着ではなくはめ込み式のため、大がかりな修理を外部に頼まずに済み、長期的なコスト面でも優れています。
突発的な気象災害が、いつ工場や倉庫を襲うかは予測できません。早めに対策を見直しておくのも一つの選択肢です。誰でも扱えるプラスチック製の止水板は、現場の負担を減らしながら浸水リスクの軽減につながります。
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