物流の現場や工場の屋外スペースでは、路面の凹凸や段差、冬場の積雪が搬送の妨げになります。
一般的な台車では車輪が引っかかって進めず、無理に進めば荷崩れや荷物の破損につながります。
結局は作業員が手で運ぶことになり、身体への負担や転倒の危険も生まれます。
こうした不整地での運搬は、業務効率を下げる要因になっています。
そこで今回は、悪路や段差でも軽い力で荷物を運べる搬送台車をご紹介します。

小径の車輪では進めなかった場所でも走行できる設計です。
一輪車やフォークリフトという手段もありますが、バランスの取りにくさや資格の必要性といった課題が残ります。
この台車は特殊な足回りにより、誰でも安全に扱えます。
段差や不整地を走破するクローラタイプ
足回りにクローラを採用したタイプは、従来の車輪では走行が難しかった地面に対応します。
雪や土、泥、砂利、砂、草地など、タイヤが埋まってしまう環境でも走行できます。
段差は4cmまで、ハンドルをパワーモードに切り替えれば5cmまで、立ち止まらずに乗り越えられます。最大積載質量は150kgです。

悪路での搬送負荷を抑える
クローラは接地面積が広く、荷重が分散されるため沈み込みを抑えられます。
メーカーの試験では、100kgを積載して芝生を走行する場合、通常の台車では積載量の20%にあたる20kgの押す力が必要なところ、クローラタイプでは5%の5kgまで軽減されるという結果が出ています。
少ない力で動かせるため、女性や高齢の作業員でも扱えます。

静かに走行できるキャスタータイプ
不整地に加え、静かさが求められる屋内向けにキャスタータイプも選べます。
独自の静音キャスターにより、騒音環境基準値の40dBをクリアしています。
夜間や早朝の作業、音に配慮が必要な施設内でも使えます。
本体は強度を保ちながら軽量化されており、質量14.1kgで、折りたたんで片手で持ち運べます。
最大積載質量は300kgと、クローラタイプより多くの荷物を積めます。

汚れたら丸洗いできる
錆に強い素材を使っているため、悪路を走ったあとに汚れても丸洗いできます。
本体ごと丸洗いできる仕様での製作にも対応しています。

運び方に合わせて選べるハンドルモード
ハンドルはピンを抜き差しするだけで、3つのモードに切り替えられます。
重量物や悪路の運搬に向くパワーモード、搬送動作の自由度を広げるフレキシブルモード、従来の台車と同じ使い方ができるクラシックモードです。
運ぶ物や路面に合わせて使い分けられます。

現場に合わせたオプションとカスタマイズ
オプションのフットスタンドを取り付ければ、足で軽く踏むだけでロックと解除ができます。

天板は5色から選べ、生産数によってはオリジナルカラーでの製作にも対応します。
現場の用途に合わせたオーダーメイドの相談も可能です。

導入で得られるメリット
作業効率の向上と工数の削減
これまで重量物を複数人で何度も往復して運んでいた現場でも、一人での搬送ができるようになります。
路面に保護シートを敷いたり、手持ちに切り替えたりする手間もなくなります。
搬送にかかる作業時間を短縮できます。
荷崩れの防止と安全性の確保
凹凸のある地面を走行しても荷台が揺れにくく、製品や部品を落として破損させる事故を防げます。
足回りが安定しているため、一輪車のようにバランスを崩す心配も減らせます。
さまざまな分野に広がる導入事例
不整地への対策として、多くの現場で導入されています。
電力施設の保守現場では、砂利道や段差、草のあるエリアを通るため、これまでは搬送前に走行路にシートを敷き詰めていました。
この台車の導入後は、シートの配置や片付けの手間が減り、工数の削減につながっています。
搬送物がほとんど揺れず、段差や側溝も、遠回りや積み降ろしなしで運べるようになりました。
養蜂の現場では、養蜂箱を運ぶのに一輪車を使っていましたが、段差や土の上ではバランスが安定せず、箱を2段積むと転倒事故が起きていました。
この台車に変えたことで、段差や土の上でも安定して運べるようになり、2段積みでも荷崩れしにくくなっています。
手運びや積み替えの工数削減にもつながりました。
導入前に試せるデモ機
路面の状態や運ぶ物によって使い勝手は変わります。
この台車は、導入前にデモ機を使って体験と検証ができます。
実際の現場で使用感を確かめ、問題がないことを確認したうえで発注できるため、導入後のミスマッチを防げます。
納入後の仕様変更や改造、保守メンテナンスの相談にも対応しています。
物流や製造の現場が抱える悪路の問題は、機材選びで解決できます。
従業員の安全を守り、運搬作業の負担を減らすために、設備の見直しを検討してみてはいかがでしょうか。
食品工場物流ナビを運営する板橋工業では、豊富な商品知識を持ったスタッフが、お客様の要望や状況を丁寧にヒアリングし、最適な提案をさせていただきます。
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